30代ピアノ独学。初めてのソナタ。ベートーベンソナタ20番。8週間。Beethoven Op.49-2 Week8【ピアノ練習4年目】
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ベートーベンソナタ20番 Beethoven Op.49-2
今年(2023年)の目標はショパンのノクターンを2曲練習する!ということでした。
ピアノ独学3年、ショパンのノクターン1番を15週間練習してみた。
ピアノ独学3年、ショパンのノクターン2番を10週間練習してみた。
上手く弾けるようになったわけではありませんが、無事2曲練習できたので、何か他に練習できる曲ないかなー?と考えていたところ、あることを思い出しました。
以前、クライバーン国際ジュニアピアノコンクール を鑑賞した際に、ソナタ1曲が課題曲として定められていました。
あまり音楽に詳しくはありませんが、「ソナタ」には堅苦しい、面白くない(失礼だな)というイメージがあって、あまり練習する気が出なかったのです。
それが、クライバーン国際ジュニアピアノコンクールで演奏される様々なソナタを聞いて私のソナタに対するイメージはガラッと変わりました。
やっぱり上手な方の演奏を聞くとどんな曲でも魅力があるんですよね。笑
それで、いつかソナタも練習してみたいと思っていたので、少し易しいソナタに挑戦してみようと決めました。
知り合いの方に取り組みやすいソナタがないか?と相談してみたところ、ベートーベンソナタ20番をお勧めしていただきました。
手元に楽譜がなかったので、ピアノの楽譜が無料でダウンロードできる、パブリックドメインサイトIMSLP で早速ダウンロードをしてみてみると、なんだか楽しそう!
そこまで難しくなさそうだし、ちょうどいいかも!とベートーベンソナタ20番に挑戦することに決めました。
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ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ 第19番 ト短調 Op.49/1、第20番 ト長調 Op.49/2/原典版/ヘンレ社/ピアノ・ソロ |

「ソナタ」とは?
そもそもソナタとは、どういうことか?Wikipedia で調べてみると、次のようにでてきます。
ソナタ形式(ソナタけいしき、英: sonata form、独: Sonatenform)とは、楽曲の形式の一つ[1] で、構成は基本的に、序奏・提示部・展開部・再現部・結尾部からなり、二つの主題が提示部・再現部に現れる。古典派の時代に大きく発展した。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』https://ja.wikipedia.org/wiki/ソナタ形式
この形式が、古典派ソナタ(交響曲、独奏協奏曲、弦楽四重奏曲、ピアノソナタなど)の第1楽章(および終楽章)に多く用いられたことから、「ソナタ形式」と呼ばれている[注 1]。
曲の形式のことであって、現代の曲でもAメロ、Bメロ、サビなんていう形式がありますが、それと似たような感じですね。
「序奏・提示部・展開部・再現部・結尾部」と聞くと何がなんだかわからない。という感じですが、ベートーベンソナタ20番を弾いてみると意外と、ここが展開部か!?とかここが再現部か!?とわかりやすく、構成されていると思います。
ソナタ形式を感じるにはいい曲だと思う。
この曲に出てきた音楽用語
用語 | 意味 |
Allegro ma non troppo | 速く、しかしあまり速すぎないように |
Cresc. | だんだん強く |
その他、トリルとスタッカートの指示などありましたが、私の楽譜にはほとんど指示は無かった。
練習1週間 なにこれ!楽しい
早速楽譜をダウンロードして練習開始!
ノクターンの譜読みだいぶ時間かかったのですが、それと比べるとあまり難しい動きがないのでサクサク譜読みができます。楽しい!
ただ、ここのターンの入れ方がイマイチ掴めてない模様。

練習2週間 スケールも怖くない。チェルニーのおかげか?
この曲にはこのようなスケールが多く出てくるんですけど、

意外とスラスラ弾けちゃいます。これはきっと今まで練習してきたチェルニーの練習曲のおかげだと思います。
チェルニーのどの練習曲か?というか今までやってきた曲の積み重ねの成果だと思う。
ベートーベンのお弟子さんであったチェルニーの練習曲は、ベートーベンのソナタを弾くための練習曲と以前どこかでみましたが、納得。
練習3、4週間 展開部、再現部
先ほど、この曲はソナタ形式がわかりやすいと言いましたが、
急に曲の雰囲気が変わったり、元に戻ったりと、展開部、再現部がわかりやすい。
練習5週間 少し不自然なスタッカート
楽譜をよくみていて気になったことがあります。曲中になんでも出てくるのこの形。

スタッカートが2音だけのところと、3音のところがあるんです。
少し違いをつけようということなのか?と始めは思ったのですが、なんかあまりにも規則性がなくて、ランダムなので、これはもしやミスプリントなんじゃないかな?とも。。
他のバージョンの楽譜を見てみると、スタッカートはすべて3音。ということで、多分私の楽譜のスタッカート2音はミスだと思う。
練習8週間(最終)
サクサク譜読みできたんですけど、最初から最後まで通して弾くと、リピートをしなくても4分以上かかりました。
意外とボリュームがあるんですね。集中が切れちゃって最後の方はミス連発。
この曲、左手も右手も音の数は多くないし、16分音符のような細かい動きもないので、初心者にはいい曲だと思う。
初めてのソナタと言っていましたが、実は以前にベートーベンの月光ソナタを練習したことがあるので、初めてではありませんでした。
ただ、月光ってソナタ形式の「序奏・提示部・展開部・再現部・結尾部」がわからないし、このベートーベンソナタ20番は形式がわかりやすく、ソナタを弾いている!という感覚を味わえるのはこの曲が初めてだったのかも。
あと、月光のようにオクターブが出てくるわけでもないので、手が小さくてオクターブが難しいという方もベートーベンソナタ20番はお勧め。